【弥富の防災】2017/4/19 地域防災フォーラム(海南病院主催) - 堀岡さんのレポート -
堀岡市議がFacebookへ投稿されたレポートを、本メディアにて再編集公開する許可をいただきましたので、記事にしました。
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海南病院主催「地域防災フォーラム」
~あれから6年。「東日本大震災を3・11」を忘れない〜
2017年4月19日(水)
一番の防災、支援は「忘れないこと」。
この言葉からアイリンブループロジェクト代表:菅原淳一氏の講演がスタートしました。
アイリンブループロジェクトとは…
東日本大震災で亡くなられた愛梨ちゃんの最後の場所に咲いていた白い花。
その花を通じて「命の大切さ」を知る、繋ぐプロジェクトです。
愛梨ちゃんは震災当時、ちょうど保育園の帰りのバスで被災しました。
高台にある保育園から送迎バスは海側に向かい、津波にのまれてしまいました。
津波警報が鳴り響く中、バスの園児たちは不安と恐怖に皆泣いていたそうです。
そんな中でも愛梨ちゃんは、皆んなを元気づけるために最後まで歌っていたと、奇跡的に生き残った園児が証言しています。
災害時、先生や大人の指示に従うしか自分の命を守る術がなかった園児たちの事を思うと、何ともやりきれない、胸がエグられるような思いになります。
東日本大震災、またこれまでの災害でも、亡くなられた全ての方々にも「こうすれば」また「こうしておけば」助かった…という生死を分かつ瞬間があったのではと考えさせられます。
「教訓に生かす」とは、そのお一人お一人の命に真剣に向き合うことだと、あらためて思います。
この他、地元の十四山保育園、十四山西部小学校の具体的な防災の取組などの紹介もあり、充実した内容のフォーラムでした。
こうした講演、シンポジウムなど今後はコミュニティ等で企画し、なるだけ多くの方と共有できれば、防災意識の向上だけでなく、地域の活性化にも繋げていけるのではと思います。
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